先日発表されたDouble A社によるフランス北部ウール・エ・ロワール県のフィンランドメーカーMetsa Board社旧Alizay紙パルプ工場買収報道に関し、Double A社副社長Thirawit Leetavorn氏の談話:買収は戦力的な目的であり、欧州市場、特にフランス、英国とドイツは巨大な潜在力を有しており、フランスのAlizay工場は諸検討の結果、高品質の紙を生産するのに最良と判断した。Alizay工場は地理的にも欧州どこへでも輸出可能な場所として最適。我々の顧客は製品Double Aをその品質及び継続的なマーケッティング計画で選択しており、我々は価格より品質を重視するニッチ市場を相手に活動しており、安価品を大量に市場に供給することはしない。
Alizay工場品はEU市場の他、北アフリカや中近東市場向けをターゲットとしている。欧州市場は目下難しい局面を迎えているが、欧州市場に多くの可能性を期待しており、欧州市場での地盤強化も目指している。更なる買収機会があれば欧州以外、アジア及び米国も検討する。
2月14日付け EUWID Pulp & Paperから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ