電力・自動化技術では世界最大手のひとつであるABB社が、このほどインドネシア南スマトラにて新たに建設されるパルプ工場から電気系統設備を受注した。この新パルプ工場の規模は世界最大となる。ABB社は、低・中電圧開閉装置、配電変圧器、モーター、駆動部、および設置業務を納入提供することとなる。駆動部に関しては、ABBシンガポールとの連携を組み、プロジェクトを推し進めるフィンランドを拠点とする同社ユニットの指導のもと、ヘルシンキに位置する世界最大の駆動部生産工場が製造を行なう。世界市場は大きく崩壊しつつある状況下、アジア市場全体にわたっては紙製品の需要は着実に上向いている。高水準の機能を発揮し、環境負荷の低い生産手法を備えた新たな工場が老朽化した工場に取って代わりつつある。この新工場は生産能力が年産200万トン以上に設計されており商業生産の開始は2016年と見込んでいる。
8月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ