最新の紙パルプ統計によれば、10月北米の新聞用紙需要は全体で前年同月比13.1%大きな落ち込みがみられ、1月~10月の需要合計でも8.3%数字を落とした。新聞用の需要だけでみると前年同月比17.3%減少し、累計でも同11.3%減となった。一方、商業印刷用途では横這いに推移、累計では2.5%微増した。域内向けの出荷は前年同月比13%下落、輸出向けも10.3%減少した。10月北米の新聞用紙メーカーの操業率は出荷対生産能力で平均で約90%を示しており、これは前年から5%ポイント低い数字となっている。一方、10月末のメーカー在庫は26万2千トンで前月と変化はないが、前年同月比では34.2%と大幅に在庫が増えた。
11月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ