チリのパルプ・メーカー最大手のArauco社はこのほど、これまで同社Valdivia工場で生産してきたL材パルプおよびN材パルプから溶解パルプ(DP)へ生産品種を切り替えることで、政府当局からの認可を取得した模様。同国環境評価庁は、今回の同社プロジェクトの環境影響査定に対して全会一致で同意するとの結論に達し、同プロジェクトが正式に許可された。同工場は、同国Los Rios州に位置しており、現在まで年産55万トンの木質パルプ生産能力を有していた。切り替え以降は、同量の溶解パルプ生産を行なう予定。同プロジェクトへの投資金額は約$1億8千5百万となっている。
2月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ