米国森林紙製品協会が発表した最新の統計では、米国の1月~2月紙・板紙・パルプの輸出入動向はいずれも鈍い動きに終始した。米国の1月~2月の紙パルプ輸出量累計は前年同期比5%減の635万トン、一方輸入量累計も同4%減の276万トンであった。2014年の年間輸出量合計は前年比0.1%微減の4千70万トン、一方、輸入量合計は同2.1%微増の1千870万トンであった。業界関係者によれば、米国の輸出入動向は昨年来、西海岸港湾の混乱に大きく影響を受け、特に輸出ではドル高が障壁となったとしている。主要品目では、1月~2月の古紙輸出量が前年同期比8.8%減の289万トン、パルプ輸出量が同2%減の121万トン、印刷・筆記用紙が同13.4%減の30万5千トン、クラフトライナーが同0.3%減の63万1千トン、晒板紙が同4.3%減の23万7千トンであった。
4月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ