イタリアの再生板紙メーカーであるPkarton-Cartiera Pirinoli社は、生産停止から3年、そのうち会社清算処理の2年を経て、7月末に同国Roccavione工場の板紙ライン3号機での生産を再開したことが分かった。同社代弁者の情報によると、同3号機は再生塗工板紙年産8万6千トンの生産能力を有する。同社は既にイタリア国内での製品出荷も開始しており、まもなく国外向けの出荷も開始する模様。2017年には、2号機での生産も再開する計画となっている。同工場は2012年6月に生産を停止し、翌年2月から清算手続きに入っていたが、今年4月に過去の役員・従業員70名と協力出資者が同工場を買い戻したとしている。
8月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ