台湾の永豊餘社は、このほど同国中央部のChing Shuiに位置する同社工場で、年産4万トンの生産能力を有する新ティッシュ・ラインでの操業を開始した。紙幅3,600㎜のティッシュを生産する同ラインはバージンパルプ100%使用で、高品質化粧ティッシュ、トイレット紙、紙タオル用途となる。Toscotec社製の同ラインの操業開始と同じタイミングで正隆社の16号機ティッシュ・ラインも稼働に入る模様。正隆社は国内ティッシュ市場では、永豊餘社とは最大の競合関係にある。永豊餘社の今回の増産は、これまで輸入に頼っていたティッシュ原反に取って代わるものとなる一方、正隆社の16号機は最高級品質のキッチン・タオル用途が中心となる。
11月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ