最新の米国雇用統計によれば、11月の非農業部門就業者数が21万1千人増加したが、全体の失業率は前月から横這いの5.0%で推移した。雇用が上向いた職種は、専門的なビジネスサービス分野、技術サービス分野、ヘルスケア部門で目立ったが、鉱工業と情報分野で雇用が減少した。全体では11月の失業率は前月と変わらず5.0%、失業者数の合計790万人も前月同様であった。ここ1年でみれば、失業率は0.8%ポイント減少、失業者数は110万人減少し、雇用はわずかに上向いている。労働者層別では、11月の成人男性の失業率は4.7%、成人女性の失業率は4.6%、白人は4.3%、黒人は9.4%、10代の若年層は15.7%、ヒスパニック系は6.4%、アジア系労働者の失業率は3.9%となった。一方、長期にわたって(27週以上)の失業者は前月同様の210万人で、11月の失業者全体の25.7%を占めた。
12月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ