米国森林紙製品協会の発表した最新の統計によると、過去3年間にコンテナーボードやティッシュなどの複数生産ラインが新規に稼働したことを背景に、同国2015年の古紙消費量は2010年以降では最も多いレベルに達し3千78万トンを記録した。2015年の古紙消費量累計は、前年比0.9%増でOCC消費量の同3.0%増がけん引したもの。2015年は年産100万トン程度の少量のパルプ代替品とOCCのみが、古紙主要5品種の中で前年比で増加をみせたが、新聞古紙は13.5%大幅減、高級脱墨古紙が2.4%減、雑古紙も0.5%減であった。2010年以降で、米国の古紙消費量の中で、OCCは年間200万トン増加した。
2月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ