最新の産業統計によれば、米国4月の工業生産高指数は2、3月に連続して前月比減となった後、当月は反転し前月比0.7%の微増となった。製造業では前月0.3%減となったが、当月は同率の増加をみせた。水道光熱費分野の生産高は前月から5.8%増加となったが、これは3月が例年と比べて温暖な気候であったことで電気、天然ガスなど暖房需要が減少した状況から平年並みに戻ったことを示している。鉱工業分野では前月比2.3%減となっており、これは過去8ヶ月間の平均月次減少率1.5%を超えるものとなった。4月の全体の工業生産高指数は前年同月比でみれば1.1%減となっている。また、4月の工業分野の稼働率は同0.5%ポイント上昇し75.4%を示し、この数字は1972年~2015年の長期推移の平均を4.6%ポイント下回っている。
5月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ