最新の米国雇用統計によれば、6月の非農業部門就業者数が2万9千人増加したが、全体の失業率は前月から0.2%ポイント微増の4.9%で推移した。雇用が上向いた職種は、レジャー・ホスピタリティ部門、ヘルスケア部門、社会的支援部門などで目立ったが、ストライキから戻った労働者の多かった情報部門でも雇用が増えた。全体では6月の失業率は前月から0.2%ポイント微増の4.9%、失業者数の合計は約35万人増加し780万人で、この増加によって5月の減少とほぼ相殺されてしまった。労働者層別でも、6月の成人男性の失業率は4.5%、成人女性の失業率も4.5%、白人は4.4%、黒人は8.6%、10代の若年層は16.0%、ヒスパニック系は5.8%、アジア系労働者の失業率は3.5%と大きな変化は見られない状況。一方、5週間以内の短期失業者は約21万人増加し、長期にわたって(27週以上)の失業者は前月から微増の200万人で、6月の失業者全体の25.8%を占めた。
7月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ