EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、7月欧州の新聞用紙出荷量は前年同月で減少をみせ、塗工・非塗工中質紙の出荷も依然として下降傾向となっている。また、SC紙出荷量も回復傾向をみせていた前月までとは異なり失速気味となったが、2016年1月~7月の出荷量累計では、前年同期よりは好調な推移となっている。7月の新聞用紙の出荷量は621,000トンで、前年同月比5.6%減と振るわず、そのうち域内向けでは前年同月比7.8%減の495,000トンで、域外輸出向けも同4.0%減の126,000トンであった。一方、SC紙でも同7.4%数字を落とし289,000トン、そのうち欧州域内での出荷量では同6.4%減の235,000トンだったが、欧州域外輸出向けでも同11.4%大幅減の54,000トンとなった。また、塗工中質紙では合計464,000トンで前年同月比15.7%大幅減、そのうち欧州域内向けで同13.9%減で360,000トン、域外輸出向けでも同21.6%激減の104,000トンに終わった。
9月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ