先週、イタリア中部を襲った地震で同国Fedrigoni社Pioraco製紙工場が被害に見舞われていることが分かった。工場の屋根が崩落したことで、いくつかの機械設備が破壊され、その他の設備も被害を受けているとしている。同社代弁者によれば、現在、損傷部分の点検を進めており、設備のどの部分が短期間で修理できるか、或いはどの部分で再建には更に時間を要するのか、究明することになるとしている。ただし、現地では依然として余震が続いていることから、状況は流動的なままとなっている。RISIのデータベースによると、同工場は上質紙年産5万5千トンの生産能力を有している。製品の中には、紙幣用紙や芸術用、学校・オフィス向けの用紙も含まれている。同工場以外でも、Pro-Gest社の2工場でも現在被害状況を確認中。
11月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ