中国Nine Dragons Paper(玖龍紙業)は、広東省と江蘇省に位置する同社2工場で休転を計画していることが分かった。2017年の春節にあたる1月28日の前後に生産を止めることによって、合計約29万トンの減産となるとしている。香港証券市場に上場する同巨大企業が、先週取引先へ通達を出した。広東省東莞に位置する同社旗艦工場では、1ラインを除くすべてのラインを1月下旬から2月中旬にかけて、約20日間交互に停機措置とするとしている。同工場は、製紙ライン15機を保有しており、紙・板紙の生産能力合計は年産525万トンとなっている。この休転により、約17万4千トンが減産となるが、唯一再生ライナー年産20万トンの1号機のみ、春節の期間も引き続き操業を続ける。年産303万トンの江蘇省蘇州の太倉工場では、休転により11万5千トンの減産となる。
11月17日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ