ブラジルを本拠とするFibria社は、11月30日にニューヨークで開催されたFibria Dayのイベントで、現在同社Tres Lagoas工場に建設中の晒ユーカリパルプ年産195万トンの新ラインは全体の71%まで進捗しており、引き続き予算を下回り、当初のスケジュールより前倒しで完成に近付いていると報告したことが分かった。同社の計画では、2017年にはユーカリパルプ約30万トンの生産を目標としており、2018年には約174万トン、2020年までにはフル生産能力で操業する予定とした。正式な操業以降、同社はKlabin社Ortigueira工場に生産委託している90万トンを含め、ユーカリパルプ約810万トンを市販パルプ市場で販売する見込みとしている。なお、新ラインの稼働開始は2017年10月を計画しており、原料となる木材資源ユーカリの栽培地約12万5千ヘクタールを既に確保している。
12月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ