北米紙パルプ製品評議会が公表した最新の統計によると、12月単月の北米新聞用紙需要の落ち込みは前年同月比19.2%に達し、前月の減少率の2倍を記録したことが分かった。前月比では14.6%減、また2016年の平均減少率は前年比6.7%減となり、需要減に歯止めのかからない状況となっている。12月の新聞用紙工場の稼働率は停機中のラインを換算すると約88%、一方2016年平均では92%で2015年と同等レベルであった。2016年北米からの新聞用紙輸出は前年比11.3%減、特に中南米およびアジアの二大輸出市場向けにいずれも二けたの減少があり、第3の市場である欧州市場向けが同24%急伸したにもかかわらず、それを上回る下落となった。
1月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ