中国通関当局が発表した最新の統計によれば、12月中国の古紙輸入量は前月の急増から引き続き伸びをみせ、前月比4.7%増となった。11月は10月急減の反発から、30.6%急増して合計約251万トンとなったが、12月も依然強含みに推移、前月比4.7%増の約263万トンとなった。これら輸入古紙の大半は米国からのもので、中国ユーザーが約2ヶ月前に発注したものである。11月12月と2ヶ月連続の増加の要因は、11月頭に中国のパッケージ業界での価格上昇による生産量の増加を予告したことによるとしている。数字の伸びは各品種ともに例外なく増加傾向で、OCCの輸入量は前月比2.0%増の約154万トンとなり、新聞古紙も同5.8%増の約49万トン、雑古紙も同10.2%急増の約51万トンとなった。前年同月比では前年12月の約277万トンから4.9%減となった。一方、1月~12月の輸入量累計では前年の約2千9百28万トンから2.7%減の約2千8百50万トンとなった。
2月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ