イギリスのリサイクル協会が実施した産業調査によると、素材の品質劣化が同国リサイクル分野にとっての最大の脅威となっていることが分かった。品質第一リサイクリング会議の席上で実施されたこの調査では、59%の回答者が原料の品質が同分野にとって大きな問題であると考えていることが明らかになり、インタビューを受けた代議員の34%が立法上のあいまいさが懸念事項の上位にあると述べたとしている。また、回答者の3%だけが国際的な競合に関し懸念していたが、違法取引が問題になると考えている割合は更に低くなっている。同協会のCEOによると、同国のリサイクル分野は、現状維持の為の多くの課題に直面しているが、国際的な競合とそれがどのように市場に影響を与えるかが重視されているとしている。更に、品質に関する議論は既に長年続けられているが、一向に変化はみられないとしている。
4月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ