貴州省のGuizhou Chitianhua Paper社が、同国南西部の貴州省赤水市に位置する同社工場に於いて、今月初めに年産6万トンの新たなティッシュ・ラインの試運転に入ったことが分かった。5号機となるオーストリアAndritz社製の新ラインは、抄き幅5,600㎜、設計スピードは分速2,000m、直径20フィートのスチール・ヤンキー・ドライヤーが搭載されている。また、同仕様の6号機も同工場でまもなく稼働を開始する見込みとなっている。製品となるのは、トイレット紙、フェイシャル、紙ハンカチなどで、主に地場で産出される竹パルプを原料とするとしている。当初は、それぞれのライン稼働開始を2016年末と2017年初頭に予定していたもの。遅延の原因は、同地が山岳地帯の為、同工場周辺の交通インフラ整備が不十分であったことに起因しているとしている。
8月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ