台湾のChung Hwa Pulp社が、2月6日の強い地震の揺れによって止めていた同国花蓮県に位置する同社紙パルプ工場で、このほど操業を再開したことが分かった。2月6日深夜に発生したマグニチュード6.4の地震は、花蓮県の沿岸都市を襲い、9人の犠牲者が確認された。台湾政府の発表によると木曜日現在、その他の行方不明者が8人、負傷者が270人となっている。安全性への懸念から、同工場は地震直後にすべてのラインを止めたとしている。この地震による従業員の被災はなく、紙パルプ生産設備にも損傷はなかった為、2月8日に操業は再開された。同工場は、パルプ・ライン1機でLBKP年産28万5千トン、抄紙ライン2機で非塗工上級紙合計年産15万トンの生産能力がある。
2月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ