チリ森林協会が公表した最新の統計によれば、同国2017年通年の紙パルプ輸出量合計は前年比3.1%減の約500万トンとなったことが分かった。数字が伸び悩んだ要因は、主に海外向けパルプ販売が前年比4.5%減と低調に推移したことが影響したとしている。2017年チリのパルプ生産と輸出は少なくともふたつのストライキに打撃を受けており、ひとつは港湾スト、もうひとつは同国中部のConstitucion地域に於ける木材輸送の中断であった。パルプ分野をみると、2017年晒ラジアタパイン輸出量は前年比8.9%減で約190万トン、晒ユーカリパルプ輸出量は前年と同様の210万トンとなった。また、未晒ラジアタパインが同6.2%増の451,000トンとなった。
3月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ