南アフリカを本拠とするSappi社は、ドイツBavariaに位置する同社Stockstadt上質紙工場でのパルプ生産を再び立ち上げ操業に入ったことが分かった。同社広報担当者によると、操業再開は4月6日で、休転中には回収ボイラーの保守点検など含めた修理も同時に実施したとしている。4月1日に発生した火災以降パルプ生産を中断していた。同工場の木材ヤードから出火、短時間で鎮火させたものの、構内の絶縁材や電気コード類などに損傷が及んだもの。その結果、木材チップが不足したことで数日間パルプ生産の中断を余儀なくされていた。同工場は、コート紙、上質紙など年産45万トン、パルプを年産16万トンの生産能力があるが、その部分は事故の影響を受けなかった。
4月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ