米国を本拠とするInternational Paper社(IP社)は、ポーランドにある同社Kwidzyn工場3号機での新聞用紙生産を依然再開できていないことが分かった。同ラインは3月22日に発生した火災以降、停機となったまま現在に至っている。同社によれば、同ラインの修理作業は進行中で、できるだけ早く顧客にサービスを提供できるように、ラインを完全な機能に安全かつ効果的に戻すために必要な調達品をすべて揃えているとしている。同工場の折りたたみ箱用板紙ライン4号機は3月末に再稼働し、上質紙ラインである1号機と2号機は火災の影響を受けなかったとしている。同工場は上質紙年産42万トン、新聞用紙11万トン、板紙25万トンの生産能力がある。
6月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ