王子製紙は、マレーシアで展開している段ボール会社の事業を丸紅と合弁化する。王子製紙が100%保有するマレーシアのGS Paper & Packaging Sdn Bhd(以下、GSPP社)の完全持株会社であるPaperbox Holdings Limited(英領ヴァージン諸島。以下、PBHL社)の株式5,000株を、このほど丸紅が王子製紙から取得した。取得後のPBHL社への出資比率は王子製紙75%、丸紅25%。合弁化により原材料調達・製造・販売すべての面で、GSPP社の競争力を高めるのが狙い。丸紅としては、アセアン地域でGSPP社を拠点にパッケージング事業を展開したい考え。
<GSPP社の概要>
○本社所在地…セランゴール州クアラランガット
○設立年月…1992年4月
○事業内容…段ボール原紙(年産約30万t)および段ボール(年産約2億㎡)の製造販売
○従業員数…約1,100人
○09年12月期の業績(単位:100万マレーシア・リンギット)…売上高 536(150億円)、総資産1,011(270億円)
株式会社 紙業タイムス社 「Future 8/23号」より