=特種東海製紙=
第1四半期業績を発表
特種東海製紙は2011年3月期第1四半期決算(10年4月~6月)を次の通り発表した(連結。単位:100万円。カッコ内は対前年同期比増減率)。
〔第2四半期業績〕
売上高 20,259 (+7.0%)
営業益 1,421 (+73.1%)
経常益 1,429 (+73.9%)
当期益 32 (▲91.2%)
〔通期業績予想〕
売上高 81,000 (+3.8%)
営業益 4,300 (▲0.7%)
経常益 3,700 (▲7.8%)
当期益 1,500 (▲16.3%)
当期は、原価低減や生産効率改善などを推進し、収益確保に取り組んだ。産業素材事業では、主力の段ボール原紙とクラフト紙の販売量が、需要回復により前年同期を上回った。特殊素材事業は、特殊印刷用紙でファンシーペーパーの販売量が前年同期を上回ったものの、高級印刷用紙は高級嗜好品の需要低迷により、販売量・金額ともに前年割れ。特殊機能紙については、全般的に需要が回復したことから販売量・金額ともに前年同期を上回った。生活商品事業では、ペーパータオルが販売量・金額ともに前年同期を下回った。
なお、当期純利益の大幅な前年割れ(前年同期比▲91.2%)は、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額を特別損失に計上したことなどによるもの。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 9/13号」より