日本テトラパック、全国牛乳容器環境協議会、日本酪農乳業協会が協賛する第10回「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール 2010」(主催:「牛乳紙パックで『遊ぶ学ぶ』コンクール」実行委員会)の最終審査会が11月24日に行われ、山口県の大久保甲斐くん(小学2年生)の作品「森の木から生まれた魚」が最優秀賞に選ばれた。
同コンクールでは、全国の小学生を対象に牛乳パックで作った工作を募集し、優秀な作品を表彰している。地球環境やリサイクルへの関心を高め、資源の大切さについて学ぶ機会を提供することを目的に開催されているもので、10周年を迎えた今年は、全国477校の小学校から合計4,138点の作品が寄せられた。
最優秀賞に選ばれた大久保甲斐くんの作品「森の木から生まれた魚」は、牛乳パックの開け口を並べて魚の形に見立てた作品。作品づくりを通して森と海の関連性に気づき、さらに牛乳パックの原料が木であることを理解し、牛乳パックと森と海のつながりを表現した点や、紙パックの開け口を利用した、今までにない斬新なアイディアが高い評価を得た。
このほかの各賞は、優秀賞(2点)、全国小中学校環境教育研究会賞、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞、全国牛乳容器環境協議会賞、日本酪農乳業協会賞、テトラパック賞、さらに佳作22点の中から5点にコンクールの10周年を記念した10周年記念特別奨励賞が授与された。
最優秀賞を含む上位入賞作品8点は、先頃開催された「エコプロダクツ2010」の全国牛乳容器環境協議会のブースで展示され、受賞者の表彰式も行われた。最終選考に残った全30作品(入賞作品および佳作22点)は、「牛乳パックン探検隊」ホームページ(http://www.packun.jp)、および日本テトラパックホームページ(http://www.tetrapak.com/jp/)でも紹介されている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/3号」より