大日本印刷、ドコモ、CHIの共同事業会社であるトゥ・ディファクト(10年12月21日設立)はこのほど、大日本印刷が提供している電子書籍サービス「honto(ホント)」を使って、ドコモスマートフォンなどを対象とした電子書籍ストア「2Dfacto(トゥ・ディファクト)」を開設した。販売コンテンツは「honto」の文芸書・コミックなど約2万点で、11年春までには約10万点に拡充していく。今後は、新刊書や雑誌・新聞、動画などの提供も目指す。
また11年中には、大日本印刷グループのオンライン書店「ビーケーワン(bk1)」およびリアル書店の丸善、ジュンク堂、文教堂と連携し、ハイブリッド型総合書店を目指す。ハイブリッド型総合書店では、電子書籍を販売する「honto」、オンライン書店、リアル書店の各購入履歴をもとに、ユーザーの嗜好に合った商品を案内する「レコメンド機能」や、共通で利用できる「ポイントサービス」、紙の書籍と電子書籍を端末で一覧できる「電子書棚機能」などを提供する予定。さらに、複数の端末で同一の電子書籍を読める「マルチデバイス1コンテンツ」機能や、複数の端末で続き読みができる 「sync(シンク)」機能も提供する予定。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/24号」より