東京都庭園美術館と日本経済新聞社の主催により、1月29日から3月27日までの約2ヵ月間、竹尾ポスターコレクションの中から厳選したポスターを紹介する「20世紀のポスター[タイポグラフィ]―デザインのちから・文字のちから―」が、東京都庭園美術館で開催されている。
同展は、01年5月に伊勢丹美術館で開催された「20世紀ポスター展」に続く“竹尾ポスターコレクション展”で、今回は竹尾創立110周年を記念して開催。タイポグラフィに焦点を当て、約3,200点に及ぶ竹尾ポスターコレクションの中から約110点を紹介している。
タイポグラフィとは、文字の配置や書体デザインのことを指し、ポスター全体の印象を左右する重要なデザイン要素でもある。同展では、エル・リシツキー、マックス・ビル、アラン・フレッチャーといったヨーロッパのデザイナーから、山城隆一、亀倉雄策、原弘をはじめとした日本人デザイナーなど、世界を代表するグラフィックデザイナーの作品を展示している。
開館時間10~18時(入館は17時30分まで)。第2・第4水曜休館。一般1,000円、大学生(専修・各種専門学校含む)800円、小・中・高校生と65歳以上500円(タイポグラフィにちなみ、漢字がプリントされた服装で来館すると100円割引)。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 2/14号」より