ユニ・チャームは3月25日、東日本大震災の影響で入手困難になっている原材料を、一時的に代替品に切り替えると発表した。またベビー用紙おむつについては、仕様を一部変更する。生活必需品メーカーとして、供給量の維持を最優先すべきとの判断に基づく決定。
同社では、復旧作業中の福島工場に代わって、四国工場と静岡工場を24時間フル稼働体制に切り換えて安定供給に努めている。しかし、原材料メーカーも被害を受けており、原材料の調達に支障が出ていることから、代替品への切り替えを決めたもの。加えて、海外で販売している製品の輸入も検討していく。またベビー用紙おむつの『マミーポコパンツ』については、3月28日出荷分から「後処理テープなし」に仕様変更している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 4/18号」より