トッパングループは7月11日から、東日本大震災被災地の仮設住宅地域を巡回する移動図書館「ブックワゴン」をスタートさせる。
ブックワゴンは、「被災者の心のケアの一助になれば」という社員の思いから立ち上がったプロジェクト。参加者は社内で公募し、社員が図書の貸し出し業務などブックワゴンのスタッフとして活動する。貸出し図書は、文学、科学、技術、ビジネス関連の専門書から、現地でニーズがある実用書や芸術、エンターテインメント、児童書、絵本まで、幅広いジャンルを積載する予定。これに向けて、凸版印刷の全国の事業所で、社員が推薦する図書の募集を開始した。
さらに継続的な支援活動として、利用者の意見を取り入れながら、参加型のワークショップやイベントを運営・拡充していく。
<ブックワゴン実施概要>
〔期間〕7月11日~12年3月末(予定)
〔巡回先〕宮城県を中心とした仮設住宅地域(実際の巡回ルートは現地のヒアリングをもとに検討中)
〔車両設備〕移動図書館専用車両2台
〔対象〕仮設住宅やその周辺住民 〔積載冊数〕1台当たり約2,000冊(予定)
〔図書協賛〕<大震災>出版対策本部、㈱フレーベル館
〔Webサイト〕http://www.bookwagon.jp/
株式会社 紙業タイムス社 「Future 7/4号」より