仕上機械および制御機器設計製作の明産(静岡県富士市、田原義博社長)はこのほど、各種スリッターの上下刃のラップ量を自動的に調節する「ラップ量自動調整装置」で特許を取得した。
この装置は特に、上下刃皿型刃のスリッター装置に有効。スリッターの性能を高めるには、上刃と下刃のラップ量や刃物の接圧力、さらに刃の当たる角度のトーイン角や刃のオフセット調整などが重要な要素となる。
同社はこれらについて細部にわたるノウハウを有し、日頃からスリッター機器の機能向上に取り組んでいるが、今度の特許取得でさらに高度な技術を確立したことが証明された形だ。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/3号」より