日本包装技術協会が主催する「2011日本パッケージングコンテスト」で、レンゴーの3作品が「包装技術賞」「部門賞」の2部門で入賞した。
ゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指す同社は「この受賞を励みに、さらに広範な領域で包装の総合力を高めていく」とコメントしている。入賞作品は次の通り。
<包装技術賞(テクニカル包装賞)>
☆ビデオカメラの段ボール緩衝材(段目斜めによる省材料化)…材料の割り付けを45度斜めにして材料面積を削減し省資源包装を実現した。製品本体を中央部に配置し、その周りに付属品を同梱するレイアウトと、ケースのフラップを利用することにより、効率的な製品保護と内容品の取り出しやすさを兼ね備えた包装仕様となった。ソニーイーエムシーエス㈱東海テックとの共同開発品。
<部門賞(POP・店頭販売包装部門賞)>
☆〈マリーム〉詰替え袋 軽量ディスプレイケース…ビンに詰め替えるという環境に配慮した商品にふさわしく、包装軽量化を第一に考えた外装箱。八角柱構造を採用することにより仕切りをなくし、強度アップと段ボール使用量の削減を図るとともに、ディスプレイ機能として開封と同時に前面、天面、背面がオープンになる大胆な形態を採用することで、包装軽量化と販売促進効果を両立させた。味の素ゼネラルフーヅ㈱との共同開発品。
☆ブラックニッカ クリアブレンド グラスオンパック ディスプレイカートン…商品補充の手間を低減するために開発した、ディスプレイトレイ付き外装カートン。店頭で外装カートンを分離するだけで陳列でき、内封のPOPボードを背面に差し込むことによって、さらに商品をアピールすることができる。アサヒビール㈱との共同開発品。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/10号」より