北越紀州製紙は2月1日付で、株式交換により関連会社の東洋ファイバーを完全子会社化する。東洋ファイバーの株式1株に対して、北越紀州製紙の株式0.14株を割り当てる。これに伴い北越紀州製紙が割当交付する株式予定数は62万2,670株。すべて自己株式を充当し、新株は発行しない。
東洋ファイバーの主事業は、バルカナイズドファイバーを中心とした特殊紙の製造・販売。子会社化した後は、両社のファイバー事業の包括的な協力体制を構築し、生産体制の効率化、製造技術の相互補完を進めてコスト削減および商品力の強化を図る。
<東洋ファイバーの概要>
〔所在地〕静岡県沼津市
〔代表者〕村田守代取社長
〔事業〕バルカナイズドファイバー、その他の製造、加工、販売
〔資本金〕11億9,400万円
〔設立〕1934年3月3日
〔発行済株式総数〕561万580株
〔決算期〕2月末
〔大株主〕ブイ・エフインベストメンツ26.51%、北越紀州製紙20.01%、三井生命保険5.30%、佐野稔2.70%、王子製紙1.43%
〔直近の連結業績〕売上高27億4,900万円、営業利益1億900万円、経常利益7,300万円、当期純利益1,700万円
株式会社 紙業タイムス社 「Future 10/17号」より