和紙文化研究会（稲葉政満会長）は12月11日（日）、東京・世田谷区の昭和女子大学グリーンホールで第19回和紙文化講演会を開催する。今回のテーマは「古代・中世の和紙文化－作る・使う・愛でる－」。４人の研究者が最近の料紙研究について講演し、わが国に伝わる多彩な和紙文化を検証する。プログラムと講師は次の通り。
　＜講演①＞「料紙の美とわが国の美意識」／五島美術館学芸部長・名児耶明氏　＜講演②＞「春日懐紙・春日本万葉集－表裏一体の和歌資料」／文科省初等中等教育局主任教科書調査官・田中大士氏　＜講演③＞「日・中・韓の料紙について」／東京国立博物館学芸企画部博物館情報課長・高橋裕次氏　＜講演④＞「正倉院文書料紙について」／昭和女子大学大学院教授・増田勝彦氏。
〔会場〕昭和女子大グリーンホール（世田谷区太子堂1－7）
〔時間〕講演10：00～17：00（開場9：40）
〔入場料〕3,500円（含：機関誌代）
　なお参加には事前の払込みが必要。郵便振替用紙に住所、氏名、電話・FAX番号、専門分野または所属を記入の上、郵便振替口座番号00170－８－402506、和紙文化講演会まで。振替送付先の住所は〒110－8714　東京都台東区上野公園12－８、東京藝術大学大学院美術研究科保存科学気付、Ｆ03－5685－7780。締切りは11月25日（金）。問い合わせは同講演会事務局、電080－5860－5943（特設携帯電話、12月９日までの平日13～18時のみ受付）。
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future　11/28号」より