年末恒例の大型イベント「エコプロダクツ2011」(http://eco-pro.com)が、12月15~17日の3日間、東京ビッグサイトで開催される。
今年で13回目を迎える「エコプロダクツ」展は、企業、団体、行政、研究機関から一般生活者まで、あらゆる人がエコプロダクツや環境活動に触れられる、日本最大級の環境展示会。今年も東京ビッグサイトの東展示棟全ホールを使用し、約750の企業・団体が出展、来場者数は18万5,000人を見込む。
テーマは、「Green For All, All For Green 日本発!エコの力で明日を変える」。家電、自動車や日用品をはじめ、化学や紙などの素材、エネルギー、金融、環境先端技術やソリューションなど、あらゆる分野のエコプロダクツ・サービス、環境技術が紹介されるほか、さまざまな体験コーナー、ガイドツアーも用意されている。
製紙業界からの主な出展を以下に紹介する。
●王子製紙…展示テーマは「森を活かす」。木材資源の可能性の広さとその有効活用について、体験・体感型の展示で伝える。
●日本製紙グループ…「木の学校」をテーマに、パネルやジオラマを使って「木質資源を活用した未来の循環型社会」をイメージ展示するほか、木質資源を総合利用しながら幅広い製品・サービスを提供する同社の取組みを紹介。
●大王製紙…展示コンセプトは「紙と人の未来キャンバス」。古紙、森林、薬品などのリサイクルの流れを図を使って解説するほか、環境配慮型製品、社会貢献活動の紹介コーナーや、脱墨デモンストレーション、紙すき体験、顕微鏡を使った実験などの体験型学習コーナーも設ける。クイズラリー大会も予定。
●レンゴー…テーマは、段ボールについて楽しく学べる「段ボールわくわくライフ」。使用済み段ボールが再び新しい段ボール箱に生まれ変わるまでのリサイクルの流れを中心に、実物を展示し紹介する。また、段ボールの可能性についてPRするとともに、幅広い機能を持つ環境配慮型段ボールも紹介。
●中越パルプ工業…里山保全に取り組む同社は、森づくりや森林循環の重要性と実践的な取組みを紹介するテーマゾーンの「森林(もり)からはじまるエコライフ展2011」に参加。国産間伐材を活用した印刷用紙『里山物語』や、国産竹のみで製造した『竹紙』などを紹介する。
以上5社のほか、日本製紙連合会、山陽製紙、福助工業、リンテック、国際紙パルプ商事なども出展する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/12号」より