王子チヨダコンテナーは2月25日、東日本大震災の津波被害で操業を停止していた仙台工場を、現在地の多賀城市で操業再開した。当日は、渡良司社長をはじめ従業員関係者、また多賀城市の菊地健次郎市長も出席し、現地で安全祈願を兼ねた再開式が執り行われた(写真)。
工場建屋、設備などの復旧工事はまだ継続中だが、工場従業員の職場確保を最優先し、まずは段ボール製造設備(製函設備、印刷機)を設置して操業を再開したもの。また同社では、仙台市内の貸工場へ移転して操業している王子製紙グループの築館パッケージを、今後は仙台工場構内に集約し、3月中には操業体制を整える計画。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/5号」より