日本製紙グループ本社の「CSR報告書2011」が、環境省および地球・人間環境フォーラム主催の「第15回環境コミュニケーション大賞」で、環境報告書部門の「優秀賞(地球・人間環境フォーラム理事長賞)」を受賞した。
15回目を迎える今年の環境コミュニケーション大賞への応募総数は319点(うち環境報告書部門237点)。日本製紙グループ本社は、以下の点などが評価されて受賞となった。
○東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻工場で、いち早く再開を宣言し地元に大きな希望を与えた。
○国内外での森林経営や原材料調達におけるサプライチェーンを通じた取り組みが記述されている。
○国内外での生物多様性についての取り組み報告が豊富。
○ISO26000の七つの中核主題を網羅しており、公開情報量が多い。
○サプライチェーンでの人権取り組みが日本企業としては先進的。
なお、同社の「CSR報告書2011」は、東洋経済新報社およびグリーンリポーティングフォーラム主催の「環境報告書大賞」でも優秀賞も受賞している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 3/26号」より