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紙の業界ニュース

2012/06/21

=王子製紙=日伯紙パを連結子会社化

王子製紙はこのほど、持分法適用会社である日伯紙パルプ資源開発(=JBP)の株式を国際協力機構から取得し、連結子会社化した。取得価額は87億8,800万円。
 王子製紙によるJBP株の保有割合は、間接保有の0.34%も含め、39.84%から49.32%に増加する。これに伴い、JBPの子会社であるCelulose Nipo-Brasileira S. A.(=CNB)も王子製紙の連結子会社となり、またJBPとCNBの資本金はそれぞれ、王子製紙の資本金の100分の10以上に相当するため、2社とも特定子会社となる。
 JBPは、ブラジルのユーカリ植林木を利用したパルプ製造を目的に、日本の紙パルプメーカー11社と伊藤忠商事の出資によって、1971年に設立された。そして73年には、JBPが48.52%、ブラジルの国策会社であるリオ・ドーセ社が51.48%を出資し、共同でパルプ製造会社CNBを設立。日本政府が同年11月に支援を閣議決定したことで、同事業は日本・ブラジル両国のナショナルプロジェクトとなり、JBPは74年に海外経済協力基金(現在は独立行政法人国際協力機構が継承)から出資を受けた。
 その後、2001年にJBPはリオ・ドーセ社の所有するCNB株式のすべてを買取り、CNBを完全子会社化。今回、国際協力機構が所有するJBP株式のすべてが、王子製紙を含む他の株主へ売却されるため、同事業は民営化されることとなる。
なお、現在のCNBはユーカリ植林地14万5,000haを保有し、年間120万tのパルプを製造しているが、今後の運営は中核株主である王子製紙と伊藤忠商事が担う。
 JBPとCNBの概要は次の通り。
<日伯紙パルプ資源開発(JBP)>
▽所在地:東京都中央区銀座2-16-11▽代表者:杉〓眞樹人代取社長▽事業内容:パルプの輸出入ならびに売買▽資本金:617億8,800万円▽1971年設立▽大株主(株式異動前):王子製紙39.50%、伊藤忠商事25.94%、国際協力機構16.25%、日本製紙6.04%、北越紀州製紙2.50%▽2012年3月期業績(連結):売上高566億7,300万円、営業利益50億8,400万円、経常利益56億5,500万円、当期純利益50億800万円
<CNBの概要>
▽所在地:ブラジル、ミナス・ジェライス州▽代表者:パウロ・エドゥアルド・ロシャ・ブラント社長▽事業内容:パルプの製造販売▽資本金:2億5,700万㌦▽1973年設立▽株主:JBP100%

 

株式会社 紙業タイムス社 「Future6/18号」より

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