大王製紙の三島工場では、昨年の夏から自家発電の一部を四国電力へ供給してきたが、今夏も継続して供給する。
三島工場は今春までに、タービンの高効率化や制御性の改善、工場送気バランス見直しなどに取り組んできた。その効果に加え、川之江工場の休転(東日本大震災による供給不足に対応して再稼働していた設備の休転)や、定期修理期間などの発電余力も活用し、三島工場の余剰電力を四国電力に供給する。また、特に電力需給が逼迫する期間には、重油ボイラー(予備缶:通常停止設備)をいつでも運転できる体制にしておく。以上により、最大4万kW程度の電力を四国電力に供給する計画。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/25号」より