国際紙パルプ商事は6月から、取引先への支払い手段として、みずほ信託銀行のファイナンス一体型電子記録債権(商品名『e-noteless』)を導入した。電子記録債権の採用は業界初。
電子記録債権は、売掛債権や手形債権の長所を併せ持ち、取引の安全性・流動性が確保された新しいタイプの金銭債権。資金調達の円滑化に寄与することなどが期待されている。同社では、約140社の取引先から導入の了承を得ており、今後も順次拡大していく予定。また、より多くの取引先の参加を促すため、全銀電子債権ネットワーク(通称:でんさいネット)の電子記録債権にも対応していく予定で、将来的には支払いを電子記録債権に一本化する方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/25号」より