日本パレット協会は従来8月10日だった「パレットの日」を、今年度から11月12日に変更し名称も『アジアのパレットの日』と改めた。このほどそのポスターが完成、会員企業、取引先企業、関連団体、関係官庁などに幅広く送付し新たなPR活動に乗り出している。
商品の輸送・物流の現場で欠かせぬパレットだが、国内でもその重要性の認知度はまだまだ低いと言われている。このため同協会は2007年に8月10日を「パレットの日」と定め、パレットの市場拡大、内外に向けたパレット利用のPR活動を早くから行ってきた。また近年は欧米以上に東アジアでの物流量が増えており、効率的利用システムの確立や、環境負荷の小さいパレット輸送(=一貫パレチゼーション)の検討などが急務となっている。
そこで今回、同協会をはじめ東アジア10ヵ国の関係団体で構成するアジアパレットシステム連盟(APSF)が、東アジア諸国におけるパレット利用の拡大を一体となって進める運動の一環として、『アジアのパレットの日』を新設。加盟団体が共同でPRすることになったもの。11月12日の由来は、APSFがアジア規格サイズとして定めるパレットの縦横の大きさ(1,100×1,100 ㎜と1,200×1,000 ㎜)による。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/10号」より