森林総合研究所は10月11日、東京・千代田区のイイノホールで、講演会「巨大災害と森林~復興と再生をめざして~」を開催する。
同研究所は、東日本大震災での福島第一原発事故を受けて、森林の放射能汚染の被害調査を行ってきた。講演会では、その調査結果や研究の取組みを紹介するほか、放射線医学総合研究所の専門家による講演も行われる。参加無料、事前申込不要。
演題と講師は次の通り。
◎「原発事故による環境汚染と森林生態系への影響」(13:10~13:50)放射線医学総合研究所福島復興支援本部環境動態・影響プロジェクトプロジェクトリーダー・吉田聡氏
◎「森林内における放射性物質の分布」(13:50~14:30)森林総合研究所立地環境研究領域領域長・金子真司氏
◎「森林除染と雪解け水の放射性セシウムの濃度」(14:30~15:10)森林総合研究所水土保全研究領域領域長・坪山良夫氏
◎「津波被害を軽減する海岸林の働き」(15:30~16:10)森林総合研究所気象環境研究領域気象害・防災林研究室室長・坂本知己氏
◎「地震と津波による木造建築の被害」(16:10~16:50)森林総合研究所構造利用研究領域木質構造居住環境研究室主任研究員・青木謙治氏
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/15号」より