パレットメーカーのワコーパレット(本社:大阪市)は今夏、製材廃材の木材チップを圧縮して成型した『圧縮パレット』を開発、販売に乗り出している。先の国際物流総合展2012で発表した。
この商品は木材チップを圧縮して固め、表面に凹凸のリブを付けて強度を上げることで、フォークリフトなどでの貨物運搬に耐えるようにしたもの。サイズは幅・奥行きとも1,100㎜の正方形で、高さが135㎜(単面タイプ)と129㎜(片面タイプ)の2種類。圧縮パレットを使っているため、自重は前者で18kg、後者で25kgと軽くて運びやすいが、積載荷重はともに1,000kgと大きい。ちなみに耐荷重テストでは1,083kgを出しているという。
自重が軽いので輸送コストを抑えられるほか、購入コストも安いため、主にワンウェイ輸送としての使い方をメーカーは推奨している。また廃棄・リサイクルも容易なので、樹脂製などと異なり環境負荷が少ない。輸出用として、熱処理・燻蒸処理不要で使用できるというのも大きなメリットだ。問い合わせはフリーダイヤル0120-722-850またはhttp://www.wako-pallet.co.jp/
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/5号」より