日本紙パルプ商事は、2013年4月1日を目途に本社物流本部と国内物流子会社を統合・再編する。これにより、グループの保管・配送・断裁などの業務を一元管理し、物流の効率化と機能強化を図る。
　この再編では、ジェーピー共同物流を「JPロジネット㈱」へ社名変更し、同社の共同物流事業を継続するとともに、日本紙パルプ商事の物流本部の機能を移管し、物流機能を一元的に管理する体制を構築する。また、中井紙輸送を「JPトランスポートサービス㈱」に社名変更し、JPロジネットの子会社としたうえで、輸送専業子会社としての機能を強化する。さらに、札幌の札幌紙流通センターと福岡の箱崎紙流通センターの2社を、JPロジネットの子会社とする。
　再編対象会社の概要は次の通り（①設立、②資本金、③株主、④本社所在地、⑤従業員、⑥事業内容）。
＜ジェーピー共同物流＞①2000年6月2日　②7,000万円　③日本紙パルプ商事100％　④東京都中央区　⑤5名　⑥倉庫業、運送業
＜中井紙輸送＞①1949年12月26日　②5,100万円　③日本紙パルプ商事98.95％　④東京都中央区　⑤49名　⑥運送業、貨物荷役業、紙類・化成品・梱包材料販売
＜札幌紙流通センター＞①1972年2月4日　②1億円　③日本紙パルプ商事100％　④北海道札幌市　⑤11名　⑥倉庫業、運送業、製紙パレット回収業
＜箱崎紙流通センター＞①1985年3月8日　②600万円　③日本紙パルプ商事100％　④福岡県福岡市　⑤7名　⑥倉庫業、運送業
 

株式会社　紙業タイムス社　「Future11/19号」より