日本製紙グループの南光運輸は、港湾貨物運送事業労働災害防止協会が表彰する「平成24年度安全関係事業所賞」で、最優秀賞にあたる「優良賞」を受賞し、10月19日、千葉県で開催された第49回全国港湾労働災害防止大会で表彰状を授与された。
今回の受賞は、東日本大震災で仙台塩釜港石巻港区の港湾設備が被害を受け、作業環境が悪化する中にあって無災害を継続できたことが評価されたもの。同社の受賞は31年ぶり2回目となる。
南光運輸は、1962年に港湾運送事業を開始、今年で50年目を迎える。石巻港区では年間約450万tの貨物が水揚げされているが、同社の取扱量は、日本製紙の石巻工場で使用するものを中心に、同港区取扱量の約60%を占める。同社では、「今後も港湾運送事業に限らず陸上運送事業での無災害を目指す」と述べている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/26号」より