日本衛生材料工業連合会(=日衛連)の全国マスク工業会では現在、「マスク工業会会員マーク」制度を導入し、マスクに対する正しい情報の発信と適切な使用について理解を得るよう努めているが、この活動の一環として、1月から一般消費者を向けに、マークの認知訴求を狙いとしたオープンキャンペーンを実施している。
キャンペーンのタイトルは「マスクで元気快適応援キャンペーン~クイズに答えて素敵な賞品を当てよう!~」。正しい「マスク工業会会員マーク」を3つの選択肢の中から選び、正解すれば抽選で計108名に豪華賞品が当たる。店頭の「応募はがき」かwebサイト(http://www.jhpia.or.jp)の「応募フォーム」で応募できる。
賞品と当選者数は、○特賞(JTBトラベルギフト10万円分)3名 ○2等(JTBトラベルギフト5万円分)5名 ○3等(全国共通図書カード3,000円分)100名。キャンペーン期間は3月31日まで。抽選結果は、4月下旬に賞品の発送をもって発表される。
2009年の新型インフルエンザ騒ぎの際、マスク業界に新規業者が急増して粗悪品が出回ったり、マスクの機能・品質表示の行き過ぎた表現が指摘されるようになった。こうした状況を受けて、信頼回復のために導入されたのが、「マスク工業会会員マーク」制度。工業会では、正しい性能表示を目指して「 マスクの表示・広告自主基準」を改訂すると同時に、同自主基準と「衛生マスクの安全・衛生自主基準」を遵守している会員には、商品パッケージへの会員マーク表示を認めるようになった。これにより、表示や品質の信頼性向上に努めている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/4号」より