コクヨグループのカウネットが運営する、働く女性向け情報サイト「わたしみがき」では、2012年11月26~29日、全国の有職女性を対象に、手帳やスマートフォンの使用状況を調べる「情報ツールに関する調査」を実施した。
それによると、スマートフォンを「使用している」のは42.4%で、前回調査(11年7月)の2割弱から倍以上に増加した。タブレット端末の使用者は9.0%とまだ少なかったが、「(今年中または来年)購入したい」は7.9%、「時期はわからないが購入したい」が14.1%、「興味がある」と答えた人は37.6%に上った。
スケジュール管理については、「手帳で」と回答した人が45.8%と最も多かったが、前回(51.7%)よりは減少。一方、「携帯電話などの情報端末で」は前回の20.1%から23.7%に増加、「手帳と情報端末の両方で」も前回の16.6%から22.0%に増加している。
コクヨは、手帳と情報端末の併用者の伸び率が高いことに注目しており、「手帳に対しては閲覧性の高さや修正のしやすさ、メモなどを自由に書けるといった手書きならではのメリットを評価する人が多い一方、クラウドサービスを活用して情報を共有したり、スケジュール管理と連動したアラーム機能などを活用する人も多く、それぞれの利点を使い分ける併用派が、今後も増えていくかもしれない」と分析している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/11号」より