レンゴーは、タイの合弁会社、タイ・コンテナーズ・グループ社の100%子会社であるTCG Rengo Subang (M) Sdn. Bhd.(=TCGM)株式の75%を取得した。これによりTCGMへの出資持分はレンゴー75%、タイ・コンテナーズ・グループ社25%となる。TCGMはマレーシアの首都クアラルンプールに本社を置く段ボールメーカー。
マレーシアは1970年代以降の積極的な外資導入により、製造業を中心に工業化が進んだ。現在も、「2020年までに先進国入りを目指す」という経済プロジェクト「ビジョン2020」に沿って、長期開発政策を推進している。この国家戦略を背景に、今後も安定的な段ボール需要の伸びが見込まれている。
レンゴーは、「同国をはじめ東南アジアでの段ボール事業を重要な戦略事業と位置づけ、今後も段ボール供給体制の一層の充実を図る」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/2号」より