王子グループが共同持株会社のOji Lao Plantation Holdings Ltd.(=LPH)を通じて出資している、ラオス政府との合弁植林事業会社Oji Lao Plantation Forest Company Ltd.(=LPFL)はこのほど、FSC森林認証(FM/CoC認証)を取得した。
LPFLは1999年から事業を開始し、現在はラオス中部に1万8,000haの植林を行っている。伐採時期を迎えた植林木は、主に製材や合板用など付加価値の高い木材製品として、また一部は製紙原料用として加工し、王子木材緑化が販売する。
王子グループは、世界9ヵ国14ヵ所で合計28万4,000haの海外植林事業を展開しており、このうち23万7,000haがFSC森林認証(FM/CoC認証)を取得。同社では、「今後もこの森林資源を活用して資源環境ビジネスを推進する」と述べている。
<LPFLの概要>
〔本社〕ラオス・ビエンチャン市
〔設立〕1999年
〔資本金〕5,408万㌦
〔出資比率〕LPH85%、ラオス政府15%(LPHは王子HD72%および日本企業13社による共同持株会社)
〔事業地域〕ラオス中部(カムアン県、ボリカムサイ県)
〔植栽樹種〕ユーカリ、アカシア
〔植栽面積〕1万8,278ha(2012年12月末)
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/7号」より