日本紙パルプ商事(=JP)は10月31日付で、92.73%出資の連結子会社、ヤマトの株式の大半を、竹尾と東新紙業に売却する。売却後のヤマトの株主構成は、竹尾55.83%、東新27.91%、JP8.99%となる。
国内の紙需要が縮小傾向にある中、JP、ヤマト、竹尾、東新の4社は、紙流通業に期待される役割と担うべき機能を踏まえ、今後のあるべき姿と経営戦略について協議を重ねてきた。今回の資本提携はその協議の結果、実現したもの。JPは、「規模の利益と機能の相互活用によるシナジーを最大限発揮し、市場環境の変化に対応していく。当社も引き続き、国内紙流通業の将来を見据えた体制作りに全面協力していく」と述べている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/25号」より